屋外での湯沸かしのストレスが無くなる”Jet Boil”

ジェットボイルでキャンプの湯沸かしがスムーズに

キャンプ用ガス器具を初めて購入する人には、まずはその名の通り、早くて確実な湯沸かしに特化したアイテム「ジェットボイル」(早い・沸かす)のエントリーモデル「ジェットボイル・フラッシュ」からキャンプ用ガス器具の道に入るのがお勧めです。

日本では、ホームセンターで容易に手に入る炭やBBQグリルの影響から野外では炭火調理のイメージがありますが、ガス器具の方が火起こしや消火の手間がいらず経済的で、ガス器具へ移行するユーザーも増えています。

とはいえ、キャンプ用ガス器具は何を購入すればよいのかというところ。調理に使用するなら、上記のような2バーナーと呼ばれる2口コンロが主流です。

しかしながら、2バーナーを購入しても場所を取るし、値段も張り、何よりも継続して使用するかわからないという人にはその前段階として、ジェットボイルが良いです。

 

ジェットボイルとは、アメリカ発のアウトドアガス調理器具で、アウトドア用品店やアマゾン、多くのネットショップで購入できます。計算された設計で、風のある野外や、雪山のような環境でもカセットコンロとは比べ物にならない程の効率で湯沸かしが可能です。

使用方法は、極めて簡単。
1.ガス缶をセットする
2.水を入れる
3.点火する
4.湯が沸く

燃料は専用の「ジェットパワー」というガス缶を使用します。
ホームセンターでは置いてあることは少ないですが、こちらもアマゾンやネットショップで簡単に買えます。

ガスにも実は種類があります。寒冷時には使用しずらいブタンガス仕様の「ノーマル用」と、冬も使用できるイソブタンガスが配合された「オールシーズン用」。ジェットボイルのガス缶「ジェットパワー」は、冬もイソブタンガス配合でオールシーズン使えます。

ガス缶の直径が、ジェットボイルの内径と合わせてデザインされているので、ジェットボイルを使用しないときは、ガス缶はジェットボイルのカップの中にすっぽりと収まって携帯性も抜群です。

 

ジェットボイルの特徴

・1台で湯沸かしが完結できる。
通常、熱源(コンロ)+器具(やかん)というように2アイテム必要なところが、1台で完結可能

・ロスの少ない特殊構造の吸熱フィンで効率が良い

500mlが約2分半で沸き、他のガスグリルより経済的
(カタログ値:一般的なガスバーナーの50%)

・コンパクトかつ470gという軽さで、可搬性や保管時の省スペースが叶う

・「ジェットボイルフラッシュ」モデルなら点火装置付きなので、単体で使える。
(他の点火装置の付いていないモデルはライター等での着火が必要)

・視覚的に湯が沸いたことが分かるデザイン

カップ側面の窓の色が水の温度により変わる(緑→黄)

・付属のゴトクを使用すれば簡易な調理もできる。

デメリットとしては、このサイトで紹介している他のアイテムと同じく、ホームセンターやアウトドア量販店では販売していないことが多いので、予備の燃料も事前に準備していく方が良いということ

キャンプやバーベキューだけでなく、フェスやピクニック、出先でお湯が必要となる乳児連れのファミリーにも役立つアイテムです。

ジェットボイルは他に特殊な環境で使用できるモデルや大容量モデルも発売されていますが、ビギナーにはこちらで紹介している「ジェットボイル・フラッシュ」がお勧めです。

 

最近では、センスの光るレザークラフトのガス缶カバーも世に出回りつつあり、お洒落なガス缶カバーを付ければジェットボイルもキャンプサイトを彩るアイテムの1つになります。

・ジェットボイルの他のモデル一覧

ジェットボイルで料理をするのに使うなら JETBOIL MiniMo :カップが広口浅型&氷点下でも安定した火力を発揮するサーモレギュレーター付き

ジェットボイルのシンプルモデル JETBOIL ZIP :FLASHより価格が安い分、容量がちょっと少ない0.8Lで、点火にマッチやライターが必要

氷点下の雪山のような過酷な環境と軽量性には JETBOIL SOL シリーズ:容量は0.8L 素材は超軽量で丈夫なチタニウム製かアルミニウム製

大容量かつ機能を求めるなら JETBOIL SUMO シリーズ:1.8Lの大容量、サーモレギュレーター搭載、素材はチタニウム製またはアルミニウム製